京都の本屋さん

今、どこの地域に行ってもそうだけど、街の本屋さんがどんどんなくなっている。しかし、京都の書店業界の急変ぶりは、ずいぶん激しいような気がする。
三月書房さんという本屋さんが寺町にあって、ブログも最近開設されたところだが、先日更新された記事に、昨年末で姿を消した地場書店のことが書いてあった。
インターネット専業の本屋さんが台頭してきたり、出版業自体の不況が伝えられたり、本屋さんを取り巻く状況というのは長期的に厳しい状態が続いているのかもしれないけれども、例えば何かを調べたいときに、ネット書店の検索システムを使ってキーワード検索した結果集めた参考資料と、実際にリアル書店の棚を見て揃えた参考資料とでは、後者の方がより自分のニーズに近づいた結果になると思う。検索の仕方が悪いのかどうかはわからないが、そうだとしても実際に足を運んだ方がはるかに効率は良いと思う。
僕の場合、最初から「この本が読みたい」という買い方をすることが稀だからそういうことになるのかも知れないけれど。

ところで、京都経済新聞という地域新聞がずっと再創刊を目指していたのだけれど、今年の春に「再創刊凍結」を発表した。「紙メディアの可能性はまだ大きい」としながらも“今後は、「インターネット」と「討論会」をメディアの二本柱として、新しい報道のあり方を探っていく”としながら、サイトだけ見ていると、あまり活発な活動はされていないようだ。

「メディア」ということを考えたときに、この地場書店の消滅と地域新聞の発行凍結の間には、何か関係があるのだろうか、それともまた別の問題なのか?