物事には表と裏が…

今、介護保険を利用した住宅リフォームの施工事例集というのを作っています。

過去に介護保険制度が施行された時期にも、介護施設のリサーチなどに携わったことがあったのですが、最近になってまたパラパラと、シニア層をターゲットにしたコンテンツの企画などのお仕事をいただくようになったのはたまたまなのか、それとも何らかの社会的な動きがあるのか。シニアマーケットをターゲットにしたコンテンツ企画というのは、もちろん2007年問題と呼ばれるものがあったからですが、介護となると偶然なのかなとも思います。5年ごとに制度が見直されるという周期には当てはまらないような気がしますし。

それはさておき、この機会に介護リフォームの業者をインターネットで検索したらやってる会社は一杯あります。それらの中に、「介護保険指定業者」と名乗っている会社がいくつかあったので、指定されてないと施行ができないということになってたっけ?と思いましたら、そうではないようですね。
そのような指定は受けてないが、施行実績はあるよ、っていう会社がありましたし。「そうそうそう、そう名乗ってる会社があるんだけど、あれって、どういうこと?」って逆に聞かれたりして。。。

介護保険が施行されたときに指定された介護用の福祉機器の購入やレンタルに際して、その費用が保険金から支給されるということになったのですが、ほとんどの製品やサービスは指定事業者制をとっています。それに対して、住宅改修の場合は、そうはなっていないので、事業者の質を確保するために、(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターというところが、増改築相談員とマンションリフォームマネージャーを対象に「介護保険制度に係る住宅改修相談・施工事業者」への登録を斡旋するようになったということはあるようですが、そこに登録していなければ、施行出来ないというものではないようです。

ネットで検索しただけでも、たっくさんの会社が出てきて、実績多数や指定業者を謳ってる。その中から、信用できる業者を探すというのは至難の技のような気がします。

全てのものごとには裏と表がありますからねえ。サイトで良いことを書いていても、本当は悪徳業者だったというようなことがないとも限りません。実際に迷惑している人がいるんだろうなあと思います。

さてさて、裏と表といえば、この万博公園太陽の塔にも裏と表はありました。僕は、裏側の顔も好きだなあ、なんて思ったりして。