『かぐや姫の物語』

年末の12月30日に『かぐや姫の物語』を見ました。その感想を少しだけ書きます。ただ、他の方、特に見ていない方には何のことかさっぱりわからないと思われます。自分自身のための、メモ書きです。

ストーリー中盤から悲しい物語だとは感じつつ、「泣ける」といった類のものではないとも感じながら見ました。かぐや姫が月に帰らなければと両親らに打ち明けるシーンでは、「お前らに生きている資格はないよ」と言われたような気がしました。
しかし、高畑勲監督がそのようなメッセージを込めたようには思いません。『竹取物語』は読み通していませんが、この物語そのものがそう語っているように感じます。『火垂るの墓』を見終わった時に感じる救いのなさ。それと同等の救いのなさを感じました。

駄作ではありません。137分という上映時間でしたが、あっという間に時間が経った印象があります。アニメーションも素晴らしいと思います。