そもそもの間違い

FACEBOOK原発に関する話題があり、その中で「江戸」というキーワードに出くわした。

PCを閉じて風呂に入りながら、江戸の町は生活インフラがよく整備された町であったと聞いたことがある。生活排水の処理システムなども実によく出来ていたのだそうだ…そんなことを考えていた。

そして、ふと気づいたことは、そもそも「資源がないから原発」という理屈が間違いであったこと。資源がないなら資源に頼らない産業、生活を成り立たせなければならない。それが、まっとうな考え方ではないだろうか?

お金がないなら無駄遣いをしなければ良い。借金して贅沢な生活をするから後で困ったことになる。原発は言ってみれば「借金」と同じことだったのではないか?

また、「電気が使えないと経済成長が鈍る」という理屈も疑う必要があるだろう。北欧のある国(ああ、忘れてしまった)では電力消費を抑えながら経済成長率を+にしているといった報告をしていた本があったじゃないか。内橋克人さんの本だったような気がする。ゼロエミッションだったか共生の大地だったか…

「資源がない!」と言いながら、潤沢な資源を持った大国をモデルにしていることが間違いだろう。資源に頼らない産業や生活こそが、技術立国日本の
腕の見せ所だ。