[書籍]新潮文庫『朗読者』読了

行きつけのバーのマスターに借りた『朗読者』という小説。ドイツの作品で、作者はベルンハルト・シュリンクという、もともとは法学者。
骨格は15歳の少年と36歳の文盲の女性の愛の物語。
主人公の女性・ハンナは少年・ミヒャエルと出会う前、戦争中にユダヤ人の強制収容所で看守として働いていた。
物語の後半は、BC級戦犯の裁判を描いており、そこで裁かれるのがハンナだった。
「私が言いたいのは…あなただったら何をしましたか?」という台詞に、昔見た映画『ひかりごけ』という映画を思い出した。