カーシェアリング

「マイカー」から「カーシェアリング」へ

昨日書いた「喫煙について」の続きを書くために、はてなダイアリーで「喫煙」というキーワードで検索してみたら、喫煙者の方のエントリーの中に、「喫煙が迷惑だというなら、排気ガスを撒き散らす車の運転はもっと迷惑でないか?」という論調がいくつかありました。同じような論理は、随分前にも雑誌か何かで読んだことがあって、タバコの複流煙と自動車の排気ガスとを同じ次元で捕らえて良いのかどうか、戸惑った覚えがありますが、このたびも同じような戸惑いはあって、自分の中での結論はまだ出ていません。

そういう状況で、何気なくブラウザを弄繰り回していたら、この「カーシェアリング」の記事にたどり着きました。
そこで、「カーシェアリング」というキーワードでYahoo!Japanで検索してみました。

http://www.carsharenet.org/

上記サイトには、日本ではまだ発展途上のビジネス、と書いてありますが、もうすでにいくつものサービスが開始されています。

参考サイト(上記検索結果より)
http://www.cev-sharing.com/
http://www.linkul.jp/
http://windcar.jp/
http://www.kurukuru.net/csn-02.html

さて、自家用車の利用については、このように社会全体(マイカーの利便性を共有してきた生活者同士)で不便さを共有しましょうという動きがあることがわかりました。

冒頭の記事に書いてあるように、
「経済的な節約、公共の交通網を使うよう推進し、車が減ることで大気汚染も減り、なおかつ渋滞の緩和に役立たせよう。というエコを考えての趣旨に賛同する人が多く、」

というのはこれまでマイカーを持っていた人もこの中に入っていると考えることが出来ると思います。

これに対して喫煙という行為についてはどうでしょうか。喫煙者同士でこのような「不便さを共有しましょう」という運動の広がりはあるのでしょうか?
職場での分煙を喫煙者自らが音頭を取って実現した例を、僕は知っています。また、昨日書いたように、身近なグループ内で脱喫煙を競うようなことをやっている方もいます。また、ヘビースモーカーのマスターが経営するカフェが全席禁煙だった例も知っています。このように、非喫煙者の健康や、自分自身の健康のために、喫煙という行為に何らかの枠組みを設けようとする試みは現実に存在します。

ですから、どちらもそれで良い方向に向いているのではないかと思います。